自己愛と普通の人間
自己愛が強いと、とても生きづらくなる。
自己愛が強いと、他人とのコミュニケーションにおいて、
常に自分が優遇されなければならず、
相手に負けないことを目的にしてしまう。
うまくいかないことがあると、
他人や環境のせいにしてしまう。
自分にまったく矢印が向かない。
他人を批判することで自分の優越感を感じて喜ぶ。
自己愛は気づくと増殖している。
特定のシーンだけで増殖することもある。
自己愛の根っこにあるのは、
自分が特別な存在である、という考え。
もっと正確に言うと、
自分だけが特別な存在である、ということ。
ちょっと考えたらわかるように、
自分だけが特別、なんてことはありえない。
同じ人間なのだから。
自分だけが特別 ではないとしたら、
自分も他者も全員が特別であり、それはつまり全員が普通である、ということ。
自分を他者と同じ、普通の人間 として受け入れる
そこからスタートする。
普通の人間として、いかに全体への貢献を果たすか
という視点で活動すると、
とても健康的だし、自己愛にとらわれている状態よりも、よっぽど楽しい。