2種類の小さなエゴ

小さなエゴには、2種類ある。

 

自分がマイナスに陥るのを避けようとするときに生じる小さなエゴ

 

 

自分がプラスに転じようとするときに生じる小さなエゴ

 

前者は、慣れれば見つけやすい。

いらついたり、焦ったり、つんとしたり、

要は負の感情になりそうなときに、

すっと視点を上げて、自分の小さなエゴを見つめてあげる、というもの。

 

一方で、後者はかなりの意識が必要だ。

自分がプラスのモチベーションでいるときにも、

そのモチベーションの源泉が、

自分が活躍したい、自分が賞賛されたい、自分が生き残りたい、

というような、自分優先で生じている気持ちは、小さなエゴである。

その状態は、自分はやる気もあっていい気分かもしれないが、

すぐに周囲に悟られて、やがてマイナスにひっくり返されていってしまう。

 

ということで、プラスのときもマイナスのときも、

常に小さなエゴにとらわれていないか、の監視が必要で、

それができて初めて、平静な心 を手に入れることができる。